登壇させていただいたのはこちらのイベント!
もくじ
なお、この記事 (LT) では具体的な設定方法はお伝えしていません。
※ 具体的な設定方法はまた別の記事にまとめます。
LT 資料 (Canvaプレゼンテーション)
右下のマークを押すと全画面表示されます。
右下のマークを押すと全画面表示されます。スマホを横に倒して大きな画面でご覧くださいませ。
プレゼン画像+テキスト (台本)
Google カレンダーと Stripe を組み合わせて使うと、「予約 × 決済」が一気に終わるよ、というご提案をしたお話です。
まず、簡単に自己紹介をさせてください。
稼げない時代に「無料ツールで何とかする」を追求した結果、割とどんなツールも使いこなす人になりました。
ワンオペ育児は大変でした。何ひとつ思い通りにならない。頑張っても報われない。達成感が得られない。
そんな日々の中で、正しく操作すれば正しく動いてくれる WordPress と、頑張れば成果が得られるブログに救いを求めた結果、今の私が出来上がりました。
WordPress とブログ集客を専門にしております。
今回、声をかけてくださった岡本さんとご縁をいただいたのは、WordPress のイベントでした。
その WordPress では、広島 Meetup のオーガナイザーを務めています。
WordPress 関連では、マルウェア駆除などのトラブルシューティングが一番好きな仕事です。
目次です。
- きっかけと提案
- 前提と要件
- 結論
- 得たもの
- 課題
と進めてまいります。
IT の苦手な方にもおすすめできる「予約×決済の効率化」を考えるきっかけになったのは、自宅でケーキ教室を営んでいる先生でした。
ウェブサイトのリニューアルをご依頼いただいたクライアント様です。
予約の受付が超絶めんどくさそうでした。
生徒さんが教室を予約するとき・・・
こんな煩雑な手順を踏まないといけなかったんです。
これを知った私が感じたことは・・・
私が思ったこと1
「何往復やり取りするんですか?」
私が思ったこと2
「いくつのプラットフォームを行き来させるんですか?」
私が思ったこと3
「事前に支払ってくれてない人からキャンセルがあったとき、キャンセル料を取りにくいんじゃないですか?」
そこで提案しました。
「予約時に決済まで終わらせちゃいません?」
前提としてあったのは、「PayPal は使わないこと」。
なぜなら、設定がややこしいから。
私ですら迷子になる管理画面を、IT 苦手なクライアント様が扱えるとは思えなかったためです。
要件1
もちろん、「予約 × 決済」がワンストップであること。
要件2
Googleカレンダーとの連携ができること。
- 予約が絶対カブらない
- 予約が入ったら即反映される
- キャンセルが即反映される
要件3
コストはできるだけ抑えたい。
そりゃそうですよね。大事。
要件4 (NG)
「自動返信で決済リンクを送る」はNG。見落としが発生する可能性があるためです。
懸念されるのは見落としだけではありません。
携帯メールやアップル社のメールは迷惑メール判定が厳しく、こちらからの返信を100%に近い確率で弾かれてしまいます。でも、私のクライアント様には、このことをご存じない方がとても多いのです・・・。
要件5 (NG)
「決済後に予約フォームを送信する」もNG。空き状況を見てから予約を入れたい生徒さんも一定数いるだろう、という理由です。
比較検討しました。
何十社も調べる過程で・・・
あるニュースが目に留まりました。
朗報「どうやら Google カレンダーが Stripe と連携できるようになっているらしい」
この機能は2023年6月に追加されたようです。
(通常、私はマイスピーを通して Stripe を利用しているため、このニュースを存じ上げませんでした・・・)
このような経過をたどり、私の出した最適解が
「Googleカレンダー × Stripe 決済」
だったのです。
Googleカレンダーのメリットは、何といっても、普段から使っていて身近であること。
他にはこんなメリット
- 設定が簡単で柔軟、そして幅広い
- 予約が即反映される
- 自分の予約ともお客様同士の予約もカブらない
- お値段が手ごろ
- ストレージ付き
Stripe決済のメリットは、まずもって商品構築が簡単であること。
というか、Google カレンダーと連携して使う場合は、商品を準備する必要すらないんですよ。予約スケジュールを作成する際に料金を入力するだけです。
他にもこんなメリット
- 管理画面が見やすい
- 商品構築が簡単
(複雑な設定もできる) - 連携できるツールが多い
- 決済手段が豊富
- 手数料が安い
もう1つ、私にとって大きな安心は、Stripe には岡本さんがいらっしゃるということです。
また、クライアント様におすすめしやすいポイントとして、比較検討した他のツールより安価だったことがあります。
Googleカレンダーと Stripe決済の連携を利用することで私とお客様が得たもの。
私が得たもの
比較対象となるサービスをつぶさに調べる過程で、知らなかったサービスをたくさん知り、提案の幅が広がりました。ありがたいことに、新しいサービスの展開も見えています。
※ クリックで拡大できます
お客様が得たもの
もちろん、やり取りの時間を削減できたことです。7ページ目でご紹介したステップが大幅に削減されました。
Googleカレンダー×Stripe決済連携を利用すると、以下のステップで予約が完了します。
- 日程を選ぶ
- 時刻を選ぶ
- 必要事項を入力し、「支払いをして予約」 を押す
- 決済情報を入力する
キャンセル時の回収漏れもゼロになりました。
また、キャンセルが即カレンダーに反映されるので、空席ができにくいです。これも大きなメリットですね。
調べたり提案したりする過程で、意外な発見がありました。
それは、「面倒なやり取りの中で信頼関係を育む業種もある」ということです。
(そもそも「便利」な状態をご存じないので、面倒だとも感じていらっしゃらなかったでしょうけれど・・・)
最後に、もっとこうだったらいいのにな~と感じた課題です。
Googleカレンダーの「予約スケジュール」機能に求めるもの4つ。
※ 課題は Googleカレンダーに関するものばかり。Stripe に対して不満はありません。
1つ目。
リアル教室の先生におすすめした際、問題となったのは、Google カレンダーが「複数の生徒さんに参加していただいて開催するケーキ教室の予約」に対応していないことでした。
2つ目。
スマホでは予約枠が作れないことも残念な点です。
3つ目。
パソコンでずっと Googleカレンダーを開いている私にとっての問題は、空席の予約枠が常にすべてカレンダーに表示されてしまうこと。
予約を受け付けるカレンダー (有料プランを契約するアカウント) とふだん使うカレンダーを分ける必要がありそうです。
【資料なし】
4つ目。最後の問題です。
カレンダーの予約枠は WordPress に埋め込みができます。
ですが・・・
日付を選んで必要事項を入力し、「支払いをして予約」ボタンを押すと、別窓で予約スケジュールが表示され、日付を選ぶところからやり直しになってしまうのです。
※ 4つ目は LT の時間内ではお話しできそうもないことが見えていたので、ハナから資料に入れていませんでした。
「Google さん、改善をお願いいたします!」と声を大きくしてお願いしたところで、LT を終わります。
ありがとうございました!
手の角度は12度!
ありがとうございました!
12度じゃない子がいるぞ!
Stripe 決済に興味をお持ちの方は
お気軽にご相談くださいね。
関連 URL
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