- ことり流プロフィールのコンセプトづくりと構成、まとめまでの進め方
プロフィールに何を書けばいいのかわからない・・・。

とお悩みのあなたの一助となれば幸いです。
誰ともカブらない、あなただけの人生。だからこそ、あなたの持ち味が生きる魅力的なプロフィールにしたいですね。
▼私のプロフィールや校閲のお仕事について書いてます。参考にしてくださいね。
もくじ
最初にすること:テーマとコンセプトを決める
レビューが得意な場合は、「自分」という商品の紹介記事を書くようなつもりで。
チュートリアル(指導・解説)記事が得意であれば、トラブルを解決に導く解説を執筆するときの心構えで。
グルメレビューが得意ならば、「自分」というメニューの美味しさが人に伝わるように。
「自分」という題材についての記事を執筆する、というふうに考えるといいよ。

ねね
例:「瀬戸内ことり」というブランド
私の場合、ありがたいことに、すでに「瀬戸内ことり」というブランドが確立していました。
「校閲の鬼」ってパワーワードが浸透してるね。

ねね

ことり
ありがとう ♪
(別にホメてはいない。)

ねね

ことり
このアイコンもだいぶ定着してきたんじゃないかな~と思ってるんだ。
そんなわけで、私の場合はすでにテーマ=得意なこととコンセプト=読み手に提供すべきものが把握できている状態です。
あなたも、まずはテーマとコンセプトを決めてみてください。
具体的な方法は▼こちらの記事に書きました。

ことり
テーマとコンセプトは見つかりましたか?
では、次にこれを効果的かつ魅力的に見せるための材料を探します。
例:獣医師免許あり&野球好きの友人の場合
例として、私の友人についてお話ししますね。
獣医師免許を持っている野球好きの友人がいます。
ブログを始めたいんだけど、何を書いたらいいのかわからなくて。

悩んでいる彼に、私はこうアドバイスしました。

ことり
野球の大好きな獣医さんなんて、キャラが立ってていいんじゃない?
頭にネコを乗せてバットを持った獣医さんのイラストを描いてもらえば、またとないキャラクターの出来上がり。
白衣を着てネコを抱いた獣医さんが野球帽をかぶっている姿もいいですね。
方向性の違いについて
例えば同じテーマであっても、発信できることが全く異なる場合もあります。
先ほどの友人の例で考えてみましょう。
獣医師免許といえば、動物を診察したり手術をしたりするイメージが真っ先に浮かぶと思います。これを臨床(りんしょう)といいます。
でも、彼の専攻は臨床ではなく栄養学。発信できる分野が異なるのです。
臨床を専門とする獣医さんは「ペットの重大な病気を早期に発見する方法」などについて発信すると喜ばれるでしょう。
一方、彼は以下のような発信ができます。
- 上手なペットフードの選び方
- 適切なペットフードの与え方・量
- 「袋に書いてある分量だと少なすぎない?」などの疑問への答え
また、彼の大好きな野球に関して発信する場合にも、方向性はいくらでもあります。
- 高校野球に特化
- メジャーリーグに特化
- あるチームだけに特化
- 人物(選手・監督)に特化
- グッズに特化
複数になっても構いません。
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材料を集める
テーマとコンセプトに少しでも関係のありそうなものを挙げていきます。あまり細かいことにはこだわらず、とにかく出し切ることです。
その中から売りになるポイントと意外性のあるエピソードを探します。
ノートとふせんを使ってみてね。
私は校閲が専門なので、▼この2つが売りになることは言うまでもありません。
- 校正・校閲の経験
- テープ起こしの経験
特に何の専門知識も資格も持っていないこと、割とわかりやすい経歴があることから、絞るのはラクでした。
他に挙がったのは・・・
- 実は作文が苦手だった
- 小さいころから漢字を覚えるのが好きだった
- 本を読んでいても校正者の目で見てしまう
⇒ そのため内容が入ってこない - 実は本をあまり読まない
- テレビの字幕にまで赤入れ
- 間違った日本語を斬ることに燃えている
おや?
意外なものが2つほどあるね。

ねね
そうなんです。「へぇ~意外!」と思わせるのも大事なポイント。
肩書きが「校閲さん」なだけに、先ほど挙げた中で色付けした▼この2つは意外性で読者の気を引くまたとない材料です。
- 実は作文が苦手だった
- 実は本をあまり読まない
このようにして、鬼校閲・鬼添削サービスを展開していく上で売りになるポイント、そして意外性のあるエピソードを探しました。
選択と集中
この言葉を耳にしたことがあるでしょうか。
実はこれ、あまり評判のいい言葉ではありません。

ことり
検索してみるとわかります。
でも、プロフィールを執筆するときには必要な考え方です。覚えておいてください。
半生を語ろうとすれば、どうしてもひとつひとつの内容が薄くなります。我が身に起こったことがただ順番に並んでいるだけのプロフィールになってしまうのです。
先ほどふせんに全て書き出したのは、その中からテーマに添えるにふさわしいものを選び採るためです。

ことり
選択と集中です。
テーマと関係のありそうなものをピックアップしてみましょう。
ピックアップできたら、いろいろな順序で並べ替えてみます。
- 時系列に
- 重要な順に
- 自慢できる順に
- 読み手が関心を持ちそうな順に
この中で見つけた「最も得意なこと」や「自慢できるポイント」など、あなたが「これは!」と思うものを絞って掘り下げます。
- 絞って=選択
- 掘り下げる=集中
これが選択と集中です。
私のプロフィールの中で校閲・添削に関係のある項目は、15の質問のうち5つだけ。
なぜかというと、以下の二者の間ではニーズが全く違うと考えられるからです。
- 私自身に興味を持ってくれる読み手
- 私のスキルやサービスに興味を持ってくれる読み手
自己紹介にQ&A方式を採用し、あえて短くまとめたのは、最後まで読みきってもらうため。
これは、どんな訪問者にも「この人の自己紹介は飽きずに最後まで読める」と感じてもらうことを第一の目的としています。
文章に関わる仕事を生業(なりわい)としているため、自分自身やサービスに興味を持ってもらうには文章で魅了するのが最も効果的だと考えました。
これらの理由から、校閲歴は別の記事にして内部リンクを貼ることにしたというわけ。
▼この記事です。ぜひ読んでみてくださいな。
校閲のスキルをどこで身につけ、どう磨いてきたかを書くと、どうしても長くなるので、記事を分けました。

ことり
漢字も多くなるしね。
クドくなるし。飽きるし。

ねね

ことり
何もそこまで言わなくても。
ただし、ブログ記事の添削サービスに少しでも興味を持ってくれた人の目に留まるよう、導線を設けています。
ここには気を配りました。機会損失にならないようにですね。
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構成を決める
幼いころから「人と同じ」をヨシとしなかった私は、プロフィールにもひとひねり加えています。

ことり
その1つがQ&A方式です。
Q&A方式を採用したのは、訪問者を飽きさせず、最後まで読み切ってもらうための工夫であると先ほどお話ししました。
でも、中身はちゃんと5つのパートに分かれています。
- ハンドルネームの由来
- 得意なこと
- 共感を得やすい個人情報
(血液型・出身地・家族) - 共感を得やすい趣味・好きなもの
(好きなアニメ・食べ物) - 展開しようとしているサービスに関係のある締め
だんだんと惹き込まれていく仕組みづくり
【1】ハンドルネームの由来
ハンドルネームの由来を詳解することで、まず関心を引きます。
これはプロフィール記事には欠かせない要素ですね。
逆に言えば、プロフィール記事で詳細に書けるような、何かしら意味やこだわりのあるハンドルネームを名乗るべきでもあるということです。
【2】特技・専門性
ここでストレートに「何の専門家であるか」を述べています。
いったんサービスの内容に関係のある言葉を出すことで、冒頭のあいさつでいきなり出てきた「校閲の鬼」という肩書(?)を補っています。
その次に「得意なことはあら探し」として、訪問者の気を引く仕掛けを施しました。
「校閲」はドラマで有名になった言葉なので、多くの人が(ぼんやりとでも)意味を知るようになりました。でも、一般人にはやはりまだまだなじみの薄い言葉なので、高尚で近寄りがたいイメージがあるんですと。
※高尚な・・・偉大な・立派な
なので、ここであえて「あら探し」と定義づけることで、「校閲」という言葉に対する心理的ハードルを下げました。
高学歴でIQの高い人にしかできない感じがするんだって。(自社調べ)
【3】共感パート その1
血液型や出身地などの個人情報を持ち出し、親しみを持ってもらう戦略です。
誰かのプロフィールを読んでいるときや、新しい友達ができたときなど。血液型が同じ、あるいは同郷というだけで、何となく距離が縮まったように感じませんか?
ブロガーのオフ会などでも、こうした場面をよく見かけます。
読み手と一致しない場合ももちろんあります。むしろほとんどの場合は違うはずですね。
でも、
有名ブロガーの〇〇さんと同郷なんだ!
あんな細かい仕事してるからA型かと思ってたのに、B型なんだ。意外!
子どもが 4 人もいるんだ!
などと思ってもらえただけでも成功。訪問者は少なからず「私」に興味を持ってくれたはずです。
【4】共感パート その2
こんどは別の角度から親しみを持ってもらいます。
好きなアニメやキャラクター、好きな声優さん、そして好きな食べ物。
私の回答は一般的ではないかもしれませんが、必ず似た趣味の人がいるはずです。
「瀬戸内ことり」に興味を持ってもらえたら、プロフィールに書いた私の好きなアニメにも興味を持ってもらえるかもしれません。
そこで共感を得られたら、「鬼添削を受けてみようかな」と思ってもらえるかもしれません。
この「共感パート」で述べた趣味(好きなアニメやキャラクター、好きな食べ物など)に関する記事がすでにあなたのブログにあるならば、積極的に内部リンクを貼るといいですね。
プロフィールが魅力的であれば、必ず関連記事も読んでもらえます。
そしてその記事から物が売れる(物販リンクを踏んで購入してもらえる)可能性も。
【5】締めはサービスに関係のある事柄で
私はプロフィールの最後に展開予定のサービスに関係のあるものについて述べました。校閲さんなので「本」ですね。
ただし、ここまで軽快なリズムで進んできましたから、このリズムを崩さないよう気を配っています。
重くなりすぎないように、売り込みくさくならないようにね。
※「締め」はとても大事なので、この後、別に項目を設けて掘り下げます。
【6】おまけ
私のプロフィール記事は、はっきり言って物足りないぐらい短いです。だから最後に匿名質問箱を置きました。
※ 2020年5月現在は質問箱を削除しています。
ここから送られてくる質問には▼こちらの記事でお返事しています。
質問を受け付けることで、ユーザーの求めているものが把握できるだけでなく、ブログを充実させていくことも可能です。
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プロフィール記事の「締め」について
締めについては、先ほどの5番目の項目で簡単に説明しました。

ことり
ここではもう少し掘り下げてみます。
記事の締めって難しいですね。
でも、そんなにかしこまったものでなくてもいいんじゃないかな、というお話をします。
少し気をラクにして読んでね。

ねね
読み手があなた/あなたのサービス/ビジネスに興味を持って、プロフィールを最後まで読んでくれました。

ことり
あなたは次に、読み手さんにどうしてほしいですか?
あなたが読み手に何を提供できるかによって、その答えはさまざまです。
店舗であれば、「ぜひ来てくださいね。」というメッセージと、店舗へのアクセスや連絡先、定休日や営業時間などを宣伝しますね。また、どんな商品を扱っているのか、予約は可能かどうか。また、販促クーポンの URL を案内するのもよいでしょう。
イラストレーターであれば、「過去の作品はこちらでごらんいただけます。」とリンクを置いて誘導します。移動先には価格などの詳細も書いてあると親切です。
こんなふうに、形として目に見えるものや提供できるサービスを持っている場合はわかりやすいですね。
じゃあ、目に見えるサービスのない人は?

ねね

ことり
何のサービスもない場合でも大丈夫。考え方は同じです。
あなたには、トラブルの解決法や、食べてみた、体験してみた情報・レビューなど、提供できる情報があります。そのためにブログを始めたのですから。
サービスを持たない場合は、イチオシの記事や成約させたい記事への導線をつくればよいのです。
「CTA」という言葉をご存じですか?
「CTA」とは「Call To Action(コール・トゥ・アクション)」の略。
あなたのブログを訪問してくれたユーザーを具体的な行動に誘う行為を指します。行動を起こすキッカケを与えるのです。
次に起こしてほしい行動への導線や、思わずクリックしたくなるような仕掛けをつくりましょう。
- 読んでほしい記事へのリンク
- 関連記事一覧へのリンク
- サービスのリンク
- クリックしてほしい広告
- 店舗情報と予約専用の電話番号
大切な心構え:ユーザーファースト
これまでお話ししてきたことを参考に、プロフィールを執筆してみてください。
そして最後にじっくりと読み返し、これからお伝えすることができているかどうかを振り返っていただけたら。
それは・・・
1にも2にもユーザーファースト
あなたはプロフィールや記事を書くとき、ユーザーのことを最優先に考えながら書きましたか?
ブログを運用する上で最も大事なことだね。

ねね

ことり
そう。記事にもプロフィールにも同じことが言えます。
特にプロフィールを執筆する際、人はつい「自分の伝えたいこと」「聴いてほしいこと」ばかり前面に押し出してしまいます。
でも、そこをぐっとこらえてユーザーファーストを常に意識してみてください。これが本当に大事なんです。
- あなたのプロフィールを知って読み手に何の得があるのか
- 読者にあなたの何を知らせたいのか
- お互いにどんなメリットがあるのか
- あなたは読み手に何が提供できるのか
ゆっくり考えて執筆し、じっくり考えながら見直してみてくださいね。
また、プロフィールの文字数について質問される方がたまにあります。正解はありませんが、ユーザーファーストを考えれば、おのずと答えは見えてくるでしょう。
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まとめ:魅力的なプロフィール執筆のために
プロフィール執筆の順番は▼このとおり。
- プロフィールの役割について考える
- テーマ・コンセプトを決める
- 出しきる(材料を集める)
- 構成を寝る(選択と集中=絞って掘り下げる)
- 締める(CTA)
- ユーザーファーストを極める
大切なのはテーマ・コンセプトづくりと構成。
そして最後に、ユーザーファーストが実践できているかをしっかりと確認すること。

ことり
難しくないでしょう?
この記事を読む前と、読み終わった今とでは、プロフィール執筆に当たっての心構えが全く違うものになっているはずです。
この記事を読んでプロフィールを書いてみたけど、やっぱり自信が持てない。

そんなときは、鬼添削サービスをぜひご利用ください。