校閲(こうえつ)の意味|校正・添削との違いをわかりやすく解説します

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ことり

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お答えします。

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言葉の意味:校閲

  • 原稿の間違いを正す
  • 不備な点について検討する
  • 調べ直して指摘する

内容に食い違う点がないか、事実と異なる点はないか、念入りに調べます。

例えば、景品表示法に関する資料が「提供:公正取引委員会(2010年4月1日)」と紹介されている場合。景表法は2009年9月1日より消費者庁に全面移管されているため、間違いです。

この場合、「提供:消費者庁(2010年4月1日)」と修正していただくよう原稿に書き込みます。

ただし、ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』のように、小説家のもとを訪ねていって直接ダメ出ししたりは・・・。

ことり

ことり

さすがにどこの出版社でもしていないと思います。

校閲ガール』おもしろかったよ。

ねね

ねね

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漢字の持つ意味:

  • 取り調べる
  • 見比べて正す
  • 訂正する

漢字の持つ意味:

  • 調べる
  • 確かめる
  • 改める

もとは「門前で衣服を取り除き、裸にしてよく調べる」という意味を持っていたのだそう。

この字を使った言葉で最もよく知られているのは「閲覧(えつらん)」かな。

「閲覧」はもともと、図書館から資料・書籍などを持ち出さずに館内で見ることを指す言葉でした。

現在ではインターネットを利用して何かを調べるときなど、広く使われるようになっていますね。

言葉の意味:校正

手書きの原稿があったとします。

これを出版社や印刷会社がデータ化し、印刷されたものが上がってきます。

このとき原稿がデータに正しく反映されているかどうかを確認するのが私たち校正者の役目です。

元の原稿と新しい原稿とを突き合わせて1文字ずつチェックします。

似ているようで違うんだね。

ねね

ねね

書かれていることの真偽を確認する工程(←これは校閲)はありません。ただし、間違いは必ずあるという認識でチェックをかけるため、見つけてしまうこともあります。

言葉の意味:添削

添削は、校正・校閲とは全く違います。

よりよい文章・記事にするために、不足する情報を補ったり、余分なものを削除したりする作業です。

ことり

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「進研ゼミ」の赤ペン先生のお仕事も添削ですね。

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添削・校閲・校正をわかりやすく表現すると

添削=アドバイス・指摘

  • この表現はこうしたほうが読者に伝わりやすいです。
  • ここに画像が添えてあるとわかりやすいですね。
  • この項目は見出しの文言と本文の内容にズレがありますよ。
ことり

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といった感じでアドバイスいたします。

校閲=調査

この情報は古い。現在はどうなのか調べて裏を取ろう。

英語で表現するなら「revision(リヴィジョン)」かな。

ことり

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間違った情報を世に出すわけにはいかないのです。

校正=答え合わせ

データが正しく反映されているかしら?

英語で「proofreading(プルーフリーディング)」といいます。

ことり

ことり

Before/After の原稿を並べ、突き合わせてチェックします。

校正のときは文字を記号や絵のように認識してるかも。内容を「読む」と間違いに気づかないことがあるので。

それぞれ別の言葉でわかりやすく表現すると▲こんな感じ。

添削校閲・校正の違いはおわかりいただけたでしょうか。

ブログ記事の添削を「校閲」と表現される方がいらっしゃるんですが、実は違います。

私のキャッチコピーが「校閲の鬼(コーエツのオニ)」なので、そこから誤解が生じているようですね。

ことり

ことり

・・・ごめんなさい。

なお、校閲の鬼:瀬戸内ことりは校正校閲添削、全てお引き受け可能です。

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ことり

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